2022年12月5日 (仮訳)Phanerochaete属2新種および熱帯・亜熱帯産の種の検索表 Hjortstam, K. 2000. Two new species of Phanerochaete (Basidiomycotina, Aphyllophorales), and a key to species from subtropical and tropical areas. Karstenia. Available at: https://www.funga.fi/Karstenia/Karstenia%2040-1%202000-11.pdf [Accessed December 5, 2022] 【R3-10122】2022/12/5投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ Phanerochaete irpicoidesおよびP. tuberculascensの2新種を記載した。 前者はブラジルで採集され、子実層托が薄歯状であった一方、後者はブルンジで採集され、子実層托が瘤状であった。 Phanerochaete属菌の検索表とチェックリストを掲載した。 Brazil, Sao Paulo, Ubatuba, Ilha Anchieta (新種) Phanerochaete irpicoides Hjortstam 語源…薄歯状の(子実層托の形状から) 【よく似た種との区別】 Phanerochaete magnoliae(アカコメバタケ) シスチジアを有する 本種と異なり子実層托が顕著な薄歯状でない 本種より担子胞子のサイズが僅かに小さい 本種と異なり担子胞子が楕円形ではなく通常類円筒形 本種とシスチジアのサイズが異なる 本種と異なりシスチジアが錐形ではなくほぼ棍棒形 Burundi, T.Muramvya, Teza (新種) Phanerochaete tuberculascens Hjortstam 語源…瘤状になる(子実層托の形状から) 【よく似た種との区別】 Phanerochaete tuberculata 顕微鏡的形態が類似している 子実体形成菌糸層菌糸が主に基質に対して並行に配列する 本種と異なり汎世界的に分布する可能性がある 本種と異なり子実層托が淡い帯黄色、乾燥時帯赤褐色ではなく帯クリーム色~淡黄褐色 本種より担子胞子の幅が狭い 本種と異なり担子胞子が類球形でない 本種より”basidial layer”が密でない 本種より子実体形成菌糸層菌糸の幅が狭い Phanerochaete tumulosa 本種より担子胞子の幅が狭い 本種と異なり子実体形成菌糸層菌糸が主に基質に対して並行に配列するのではなくいくぶん複雑に錯綜する Phanerochaete emplastra 本種より担子胞子の幅が狭い 本種と異なり子実体形成菌糸層菌糸が主に基質に対して並行に配列するのではなくいくぶん複雑に錯綜する 本種と異なり”basal hyphae”が主に厚壁である